哲学堂で物思う一日

自転車で荒玉水道をひとっ走り。
中野の“哲学堂”まで行ってきました。

むかーし見た番組で、
哲学堂を作った人、井上円了の事を知ってから
ずっと行ってみたかったのです。

井上円了は、哲学者かつ東洋大学の創設者でもあります。
まだ、迷信や妖怪が深く信じられていた明治時代に、
科学的な見地からそれらの解明に尽くされたそうです。

番組で円了博士にまつわる以下のエピソードを紹介していました。

明治時代。
東京のとある豊かな家で、狐の妖怪の出没騒動がありました。
妖怪博士として有名な井上円了が、この一家から助けを乞われ招かれます。

狐は夜な夜なその家の台所に現れるとのこと。
油揚げを供え、円了と一家は台所と障子一枚隔てた居間で、
狐の出現を待つ事になりました。

そして…
狐はやってきました。
おどろおどろしい声で狐が一同に語りかけます。
機を見て障子を開け放つ円了。
そこには住み込みの少女が一人、家事に勤しむのみ…。


といった感じだったと思います。

そんなん、その女の子が声色変えてやってんじゃん!!!
そう思われるでしょう。
多分そうだと思います。(番組では特にオチはなし。)

しかし!
私はこのエピソードを見て深く感じ入ったのでした。

貧しい故に、家族から離れて他家で働く女の子。
豊かで恵まれた一家の団らんを、側で感じながらたった一人。
悪意とかではなく、寂しい気持ちから彼女の闇がふとそれをさせたのかも…。

切な過ぎる。
現代でもそんな寂しさから引き起こされる事件てあると思うのです。

で、哲学堂。
始まりはこの妖怪門から。



左右に天狗と幽霊の像が祀られた少しオッカナイ門です。

中に入ると六賢台や四聖堂などが現れます。



いわれのある建物、石碑がたくさん点在してます。
その一つ一つに丁寧に説明がなされているのですが、
それがまるで禅問答の様に難解。

〈概念橋〉
理性(島)に達する道程には概念(橋)が存するとしてこの名をつけた。


ガイドさんが欲しいですね〜。

哲学的な難しさはともかく、円了博士の不思議な世界に触れられ大満足です。
下の写真は池の近くの飛び石からずり落ちた亀。
大丈夫でしょうか…(汗)





帰りも荒玉水道をひた走り。
ちょうどおやつ頃に近所まで帰って来れたので、経堂のカフェへ♪

9chaiRというカフェでイチゴとサワークリームのマフィンを頂きました。
クリームチーズやサワークリームが大好きなので何とも幸せ。

長年の夢も果たせ、良い一日でした♪

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